Silver-tone.comはヴァイオリンの弾き方講座、さいたま市でのヴァイオリン教室、コンサート予定などヴァイオリンに関する情報を発信しています

Silver-tone 藤田将也のヴァイオリン情報サイト|さいたま市の教室案内、弾き方講座など


日記帳

07/01/26   新製品「Crown」を試す


先日、とある用事で文京楽器に行ったのですが、ヴァイオリン弦の新製品「Crown」が置いてあったので買ってきました。

弦も最近いろいろな新製品が出てきましたがこれといった決め手を欠くものが多く、比較的安定した評判を得ているものといったら、ヴィジョン チタニウム、コレルリ アリアンス ヴィヴァーチェくらいでしょうか。広く使われているということまで言うとエヴァピラッツィ、インフェルドあたりまでさかのぼることになるかもしれません。

さてこのクラウンですが、ヴァイオリン弦としては珍しいスウェーデン製です。一体どんなものなのか、早速張って試してみました。

まず特徴的なのがテールピース側の色。ほとんどの弦はテールピース側の色が統一されていて、G線、A線などの弦の区別はペグ側の色によって判別するものが多いのですが、これはトマスティークのドミナントやインフェルドと同じくペグ側が同色でテールピース側が色分けされていました。

色はドミナントのG線:黄、D線:緑、A線:青とは異なり、G線:青、D線:赤、A線:オレンジ。知らないで見たら「ん?ドミナント? でもなんか色がめちゃくちゃだし、なんだこれは・・」と思ってしまいそうです。ちなみにペグ側は青です。

エヴァピラッツィからの張り替えだったんですが、弾いてみるとあまり違和感がありませんね。エヴァピラッツィほどの強烈なパワーまでいかないにせよ、似た傾向でかなりパワーのある弦です。

初期の金属音やざらつきもそれなりにありますが、ドミナントに比べれば落ち着いていて、インフェルドにちょっと似ています。エヴァピラッツィに比べると金属音はやや少なめで、ざらつきは多いです(エヴァピラッツィが少ないと言うべきか・・)。もちろん初期の状態なので、少し使って落ち着くと印象が変わる可能性もあります。

ダイナミックレンジや、ピアニッシモのコントロール性、高い弓圧での発音などはまずまずです。ただ、少しG線が鳴らしにくく、高めの弓圧が必要になります。G線だけテンションが高めの印象を受けますが、概して実際のテンションはそんなに強くなかったりします。ピラストロやトマスティークはG線がテンションのわりに鳴らしやすいですね。

音色は明るく、開放的です。ただ、ブリリアントさというのはそれほどでもなく、ちょっと乾いたような音です。倍音もエヴァピラッツィに比べると控えめです。音の深みや柔らかさもそれほどありません。全体的にはドミナントやインフェルド、エヴァピラッツィに傾向が似てますね。

ただ、エヴァピラッツィにあるような独特の味わいのある音はありません。かといってヴィジョン系のようなクリアな音でもなく、ドミナントのようなざらつきから来る味わいがあるわけでもなく、少し独特の音を持っています。

音量はエヴァピラッツィ>クラウン>ドミナントといったところで、かなり音量のある弦だと思います。

ちなみにここに出てきていない、オブリガートやコレルリ アリアンス ヴィヴァーチェ、ヴィオリーノ、オリーヴ、などとは全く雰囲気が異なるため、比較になりそうもないので登場してません(笑)。

E線も張ってみました。落ち着いた音がするものの音量そのものは結構あります。ボールエンドオンリーですが、ボールが外せるためループエンドにもなります。ただ輪っかが若干小さくて、ボールを取り外すのがやや面倒です。

まだ少ししか使っていないのでわかりませんが、エヴァピラッツィとどちらが良いかと言われたら、やはりエヴァピラッツィです。値段を考えると(ほぼ半額)、かなりのコストパフォーマンスだと言えます。本番でも問題なく使えそうですし。

次の本番まで時間があるので(次は3月半ば)、エヴァピラッツィを温存するためにもこのクラウンをしばらく使ってみようかなと思っています。

また印象が変わったりしたら書きたいと思います。


日記一覧に戻る

スポンサード リンク
更新情報

(14.09.28)
ライブラリの更新

(12.05.30)
ヴァイオリン教室案内の更新

(12.03.31)
ライブラリの更新


更新情報ページへ

スポンサード リンク