連日報道されているアメリカのテロ事件、初めて聞いたのは車の中のラジオでした。
友人の車で移動中、ラジオに飛び込んできた「ジャンボ機が世界貿易センタービルに衝突。民間機を
乗っ取った自爆テロの模様」というニュースに耳を疑いました。「まさか・・ホント?これ」
「ジョークで作ったニュースじゃなくて?」「いや本当っぽいよ」「でも乗っ取るにしてもパイロットが
いないと絶対不可能でしょう(ジャンボの機長がビルに突っ込めとの指示に従うはずはない)」
「これはタダゴトではないね」「明日は株下がるだろうな(株を持っている友人)」などと
話していました。
家に帰り(午前0:30)テレビをつけると驚くような光景が飛び込んできました。ジャンボが衝突する
映像、助けを求めてビルの窓から体を乗り出している人々、飛び降りてしまう人、崩壊するビル、
逃げ惑う人々・・。とても現実のものとは思えませんでした。
でもまさかこんな事件が起こるとは思ってもみませんでした。通常の自爆テロやミサイルによる攻撃
であれば防ぐことが出来たとしても、乗客を乗せている民間機を乗っ取られてしまえばそれこそ
だれも手出しが出来ない有人の巡航ミサイルと化してしまうのです。ビルに激突すると分かっていても
乗客のいる民間機を撃墜することなど出来ないのですから。本当に恐ろしいことです。
それと、こういう事件が起こることで世界中のテロリストに前例を与えてしまったということが
とても恐ろしいです。
民間機4機を同時に乗っ取り自爆テロを働くという前代未聞の事件に、世界中が揺れているようです。
この先どうなるかはまだわかりませんが、アメリカによる報復攻撃はまず避けられないでしょう。
すでに報復攻撃の準備をしているとの一部報道も・・。大きな戦争になる可能性も否定できません。
日本としても複雑な対応を迫られるかもしれません。
今回のテロによる犠牲者は6000人以上は確実で1万人にも上るとも言われていますが本当に
信じられない事件です。こういったテロは許しがたい行為だと思います。冷戦時代が終わった今、
大規模化するテロが最大の脅威ともいえるのかもしれません。徹底したテロ対策がこれからの大きな課題と
なっていくことでしょう。わりと平和ボケしているといわれる日本でもしっかりとした対応を
期待したいと思います。
今回の事件で犠牲となった数多くの方々のご冥福をお祈り申し上げます。