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日記帳

02/03/05   はじめてのレコーディング


先日、友人からレコーディングの依頼があり、初のレコーディングに赴いてきました。 なにやら新作楽器のWeb販売をするのに、楽器の演奏音をサイトに載せようということらしいです。

しかしレコーディングって何弾くんだろう。。。 聞くと「とりあえずブルッフの出だしのカデンツァ 弾いてもらうので、さらっといて。あとはその場で何か譜面見て弾いてもらうかも。」とのこと。 少しさらってみたけど、そこだけ弾いてもすぐ飽きてしまう。。まあ当日向こうでさらうかな・・。

さて当日、友人宅に着くとまずは録音環境のセッティングから。 レコーディングなどやったことがなかったのですが(僕も友人も)、その友人が良いマイクとミキサーを 持っていたので僕のJUKEBOXをそこにつないで録音することになりました。テストしてレベルなどを 設定して「よしOK。」「うむ。」

ということでまずは指慣らし。調子は・・・普通(^_^;)。「プロとしての仕事を期待してるよ。よっ藤田プロ!」 などと誉めてんだかけなしてんだかわからないヤジが入る・・(ゴルファーじゃないっつーの)。 で、早速ブルッフの出だしを弾いてみる。

僕「ソーーーシレソシーーラファーーソーーーシレソシーーラ・・♪」
友人「あっ、ストップ。そこ、A線で弾いてもらえる?」
僕「了解。」

僕「ミーーーーソシミソーーッ、ファレー・・♪」
友人「あっ、ストップ。そのファの音、某韓国系ヴァイオリニストみたいに短くしないで長めに弾いてもらえる?」
僕「OK。」

てな具合に、より楽器の音をマイクに入れたいという友人の要望に応えつつ練習は終了。

というわけでレコーディング開始。ちょっと軽くいろいろ弾いてみて「この楽器、とても9万とは思えないよ。 20万でもいいかも。」などとコメントしてから録音。「ソーーーシレソシーー・・・♪」「うっ、音程ミスった。」 「はいOK。」「がーん。。」てな具合で、本数多いので各楽器2回ずつしか弾かせてもらえませんでした。 でも音がひっくり返ったりしたら今度は彼の方から問答無用で「悪いけど、もう一回。」「はい。」・・でした。(^_^;)

さて数時間後、10本の新作を録り終えて今度はオールドに移り、その3本目。見た目はモダン楽器でなぜか E線のアジャスタの上にガラスの飾りがついてます。うーん、不思議。で弾いてみると、なんかそれまで の楽器と全然違う!! 楽器の鳴りに無駄がないというか、右手の動きがすべて音になって出てくる感じ。 特にG線がすごい。まるでD線やA線のようにきめの細かい音が無駄なく素直に出てくるのです。 あいまいさがないというか、隙がないというか、とにかくすごくバランスの取れている楽器でした。 音色も独特のものがあります。「これなあに?」「ドブレチョビッチ。」「へ?」「この楽器はハイフェッツが 練習用に使ってた楽器だよ。」「こ、これをハイフェッツが!!」 あとでハイフェッツのCDをかけたとき、 CDに合わせてこのドブレチョビッチで弾いてみましたが(曲はスケルツォタランテラ)、全く追いつけずに 挫折しました。やっぱりドブレチョビッチを僕が弾いてもハイフェッツにはなれないらしい・・・(爆)。

そんなこんなで全部弾き終わった後いろいろ弾いてたら、「あ、その曲良いね。録音しよう。」「へ?」 というわけで、数日前に楽譜を買ってちょろっとしか見ていなかったブロッホのニーグンを突然録ることに なりました。楽譜なくてうる覚えなのでかなり適当ですが(後で譜面見たらディミヌエンドの音をフォルテで 弾ききってたりした・・)。ただ、全部は大変なのでいくつかの楽器に絞って録りました。

最後は友人の楽器と僕の楽器もついでに録音。友人の楽器は弾きやすくて良い音でうらやましかったですね。 そして自分の楽器を弾くと、・・・なんと難しい。他の楽器ではフツーに弾けたところが自分のだとよほど 神経を使わないと音がひっくり返ったりミスしたりしてしまいます。スイートスポットのせまい難しい楽器だとは わかっていたけど、ここまで違うものだとは・・。

友人「あれ、自分の楽器は妙に丁寧に弾いてるねぇ。」
僕「違う、神経使わないとまともな音が出ないんだよ・・。」

でも音自体は品があって質の高い音だそうなので良かったです。 で、これで終わったと思ったら今度はヴィオラを弾けとの指令。うー、ヴィオラなんて弾いたことないのに。 しかも曲もない。と思ったら目の前にバッハの無伴奏(Vn)の譜面が・・。

友人「五度下で弾いたら?」
僕「う、うん。。」
友人「ヴィオラのヴィブラートは幅広くゆっくりと。」
僕「こ、こう?」

てな具合で初見で最初のページの曲(ソナタ1番)をさらう。うー、ヴィオラはでかい、音が鳴らない、 3rdポジションがとれない、楽譜見て弾くと頭が変になる(聴こえてくるのは五度下)・・・。

というわけで無理やり弾いてきました。もはや和音のつながりとか音程とかフレーズとか全く無視。 なにしろ楽譜に書いてある音を出すだけでも精一杯なので・・。なんとか4本のヴィオラを弾き終えて 本日のレコーディングは無事終了。。

今回は非常に大変なレコーディングでしたが(PM1:00〜9:00まで弾きっぱなし)、なかなかこういうのは ないですし、よい勉強になりました。昼食夕食をごちそうしてもらい、さらにお仕事ということでギャラも いただけたので弾き受けてよかったと思いました。なお「またの機会もよろしく」と言われたので、 「今度は高い楽器ばかり弾きたいな。またストラド?とか言ってみたい。」と返しておきました。(^_^;)

ちなみに今回の録音は、弦楽器専門のネットショップ「エフストリングス」に 掲載されています。まだ録音はヴァイオリンの低価格のものしか載せていないようですが、順次アップするそうです。 録音場所がデッドだったので残響処理をしてありますが、一番安い9万円の楽器からなかなかしっかりした 音がしてました。全体的にコストパフォーマンスの高い楽器が多く、特に「おすすめ」マークのついた楽器は私もおすすめ でした。でも次はストラドも弾きたいなぁ。。(^_^;)

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