週末にクリエイティブのNOMAD JUKEBOXを買いました。これは何かというとポータブル型のデジタルレコーダー
で、ポータブルDATのテープやMDのディスクが内臓のハードディスクになったようなものです。つまりHDD内臓の
ポータブルレコーダー&プレーヤーといったところです。価格は思ったよりも安くなっていてソフマップで41799円でした。
扱えるデータ形式はWAVEとMP3(ファームウェアのバージョンアップでWMAも)で、パソコンとUSBでつないで
転送することでポータブルプレーヤーとして使えます。大きさは普通のポータブルCDプレーヤーくらいですが、
重さがちょっとありますね。でも6GBのHDDを内蔵しているのでWAVEなら約10時間、MP3ならなんと100時間分の
曲データが入ってしまうわけです。バッテリーが4時間しか持ちませんが、スペアのバッテリーが付属している
あたりはとても親切だと感じました。
ほとんどこれを購入した人はパソコンからデータを移してMP3プレーヤーのように使うのが目的と思いますが、
私の目的はずばり「生録」です。これにマイクをつなげて録音すればDAT並の最高音質でもなんと10時間の
録音が可能です。しかも録音したデータはパソコンにUSBで転送してWAVEを編集するもよし、MP3にするもよし、
CD-RでオリジナルCDにするもよし、という具合にデータの管理も大変しやすいのです。これだけの機能で4万円強
というのは、録再MDが3万、ポータブルDATが7万ということを考えると安いとしか言いようがありません。
というわけでまずはもともと保存されているサンプル曲データを聴いてみました。まず驚いたのはサンプル曲の
多さ。クラシック〜バッハと検索するとその中に10曲以上、ヴィヴァルディも10曲以上、ベートーヴェンは
20曲ほど・・・なんて具合なのです。でも聴いてみると音質は良いけど演奏は・・・。アーティスト名を
みるとほとんどがBeijing Philharmony。・・・なるほど(笑)。
今度は一番の目的である「生録」にチャレンジ。マイクをつなぎ、適当にレベルを上げて再生ボタンを押して
録音スタート。おもむろに今練習中で全然弾けてないカプリースNo.1を止まるまで(笑)弾き、No.2の前半だけ
何度か弾き直ししながら弾き、勢いでNo.16と17も。で早速チェック。非常にデッドな部屋なので情けない音
しか聞こえてこないがNo.1は思ったより弾けてる・・・3度の下りが遅くてかっこ悪い・・・あ、崩れたストップ(笑)。
No.2はうまくいっているところを気に入らないらしく何度も弾きなおしている・・・。なんて具合につい自分のチェック
にばかり気がいってしまいました。なんだか自分で弾けてないと思ったところがちゃんと弾けてて、逆に自信ある
ところが弾けてなかったりとなかなか勉強になりました。なおJUKEBOXには高性能なDSP(EAX)が搭載されていて、
自分の録音をHall、Charchなどのエフェクトをかけて聴くと、おおそれっぽい、となります。
で、肝心の音質なのですが、なんだか右チャンネルに変なハウリング音のようなものが入ってしまっています。
AC電源外してバッテリー駆動にしたりとかいろいろ設定を変えたりとかしたのですが、どうもダメです。
スタンバイ状態でマイク端子にマイクを差すとハウるのです。マイクのせいかと思ってヘッドホンとかも差して
みても同じだったので、おそらくジャックから中(つまり本体)に原因がありそうです。今週末にでも
ソフマップに持っていって初期不良交換をしてもらうことになりそうです。