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日記帳

02/09/11   新製品の松脂と肩当て


先週の木曜日にNatsumiちゃんと文京楽器に行ってきました。 Natsumiちゃんの楽器の調整と自分の楽器の傷修理に行ったのですが、魂柱調整とニスのスポット塗り(?)だけだったので 作業はすぐに終わりました。素人には良くわからないんですが、魂柱を少し動かしただけで音がひっくり返ったり というのが直るもんなんですよね。ちなみに魂柱が緩めだとぼわーんと箱鳴りのような感じでよく響くけれどG線側が芯のない 感じに、きつめだとG線がしっかりするけれど音ががさついてひっくり返りやすくなるようです。

目的は達したのですが、そのあとお店の方に「これちょっと弾いてみて」と渡された楽器、調弦しただけでなんともいえない響き。。 まるで自分の楽器がおもちゃに思えてしまうほどの精巧な音。。これはどういう楽器ですかと尋ねると、 なんと1700万のオールドイタリアン。。値段聞いたら弾かなきゃ損だとばかりに延々と弾きつづけていました。。(^_^;) 文京楽器の方、Natsumiちゃん、お待たせしてすみませんです。。M(__)m

さてここからが本題です(^_^;)。帰り際にアルシェの松脂に新製品が出たということで試供品をいただいてきました。 今までアルシェの201というのを使っていたのですが、とても上質の松脂でした。とてもきめが細かく弾いた感じも良く、 引っかかりを普通の松脂を木綿と表現するなら201は絹のように緻密で均一です。なので音自体も ノイズが少なくクリアで201は一番のお気に入りでした。この松脂はいろいろなところで良いという評判を聞きますね。 ただ、アルミケースから出して使うのが少々面倒で、また塗る面が小さくて塗りにくいというのが欠点でした。 今回の301という新しいタイプは松脂の成分は従来どおりですが、松脂を木の枠で覆って塗りやすく加工したものだそうです。 写真の左側が新製品の301、右が僕が使いこんだ従来の201です。(画像をクリックすると拡大画像が表示されます。 見たあとはブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください)

さて家に帰ってためしに使ってみることにしました。どうも新品というのは使うのもったいなくて気が退けるのですが、 アンケート用紙までもらっているので使わないわけにはいきませんね(^_^;)。さて木の部分を左手で持っていつものように 弓の毛を松脂の上で往復・・・っと思わず笑ってしまいました。実に使いやすいのです。木の枠のおかげで弓の毛が松脂からはみ出ないことと、 塗る面が縦長になっていて弓を動かしたときに接する面積が大きいので、軽い力と少ない往復で楽に塗れます。 面白くて何度も往復させてしまって塗りすぎてしまったほどです(^_^;)。これはかなり気に入りました。 毎日松脂を塗るときが楽しみになります(^_^;)。

さてこの木枠ですが、削り出しで角なども綺麗に丸く仕上げられていて、作り手のこだわりを感じます。また、落としたときなどに 木枠が松脂を守って割れるのを防いでくれそうです。松脂を割ってしまうという話はよく聞きますし。。 それとこの塗りやすさは初心者や子供さんなどにとっては僕以上にありがたいかもしれませんね。 松脂を塗るの大変だからとほとんど松脂をぬらないで弾いている子供さんを良く見かけますし(^_^;)。 もともと松脂の質自体はとても良かったので、ぐっと使いやすくなった301は本当に良いです。おすすめです。 なお写真の試供品にはついていませんが、製品版では木枠にアルシェの刻印が、また木枠を包むエメラルドグリーンの布がついてるそうです。

さてその日はもう一軒、ネット上で見つけたバイオリンアートというお店に いってきたのですが、そこで面白い肩当てを見つけました。Viva La Musicaという前からあるブランドの新製品で、 Viva Compactというモデルです。

目を惹いたのが色です。写真はオレンジですが、実際には黒、紫、青、 赤、オレンジ、緑などの色があり、いずれも透明色なのです。こんなカラーバリエーションがある肩当てはみたことがありません。 でも見た目だけ良くてもしょうがないので、早速自分の楽器にとりつけて弾いてみました。すると実に自然な装着感。 今までいろいろな肩当てを使ってきましたが良いと思ったのはマッハワンの木製(メイプル)のものだけでした。 ただ、それもスポンジがはがれやすくうすいので練習用にはマッハワンのプラスチックを使っていたのですが、 肩に当たる長さが違っていてどうも体に合いませんでした。すぐ左肩が凝ったり楽器がずれてしまったり。。 このViva Compactはマッハワンのようにカチッと体にはまるというよりは、どちらかというと形状と弾力性とで 体になじむといった感覚です。肩当ての存在が気にならないというか、とにかく「楽」なのです。

不思議に思ったので外してよくよく見てみました。 透明なあの材質はCDなどとおなじポリカーボネートで、軽くて強く弾力性があります。それと特徴的なのが肩に当たる部分の広さです。 最近の肩当てはどちらかというと細身の傾向がありますが、これはかなり幅広になっています。また、取り付けた写真を 見るとわかると思いますが、マッハワンのようにあご当て側が少し上がるように傾斜しています。これ、実は結構重要で KUNやViva La Musicaの従来品だと角度を変えられるんですけど演奏中に動いてしまってあご当て側が下がると実に弾きにくい んです。かといって固定式のマッハワンは角度が大きく、人によっては合わないもあります。この肩当ても固定式ですが角度は 良さそうです。ちなみに肩当ての面はマッハワンのようなうねりがありますがうねりの量は小さめなので、マッハワンよりも 万人に合いそうですし、うねりのなにもないKUNなどよりはフィット感は良さそうです。ちなみに両端の足は内側に倒せる 折りたたみ式です。ということで最初は色にばかり目が行きましたがよくよく見ると凝ったつくりになっています。 ただの色のインパクトだけだと思っていましたが、すっかり感心してしまいました。ちなみに幅調節のねじのところにも 調節機能があって、足が左右にスイング出来るようになっていましたが、これについてはその時はよくわかりませんでした。

そのあともいろいろ弾いたリ調整ねじで高さなどを変えてみましたが、調整してもしなくてもわりと体にあっていて 使いやすくすっかり気に入ってしまいました。今までKUNを使っていたNatsumiちゃんもかなりお気に入りの様子でした。 ということで、二人して楽器の色に合わせて色違いのViva Compact(僕はオレンジ、Natsumiちゃんは赤)を買って しまったのでした(^_^;)

さて、最初はわからなかった幅調節ねじの部分のスイング機能ですが、家に帰ってからいろいろ研究してみました。 なぜ足がうごくのか?なんか意味があるのか?と考えてもよくわかりませんでした。でも試しに大きくスイングさせた状態で 楽器に取り付けてみてやっとわかりました。足が肩当てに対してスイングするということは、肩当てを足に対してずらすことが 出来るということなのです。下の写真は左側をいじったものですが、足の位置はほとんど同じでも肩当て部分は 浅くなって左側が下がっています。おそらくこの機能はこういうことでしょう。肩当ての位置を自分の体に合わせようとすると、 人によっては浅めがよかったり斜めがけが良かったりします。でもそうすると足の位置が斜めの部分になったりして 肩当てが外れやすかったり不安定だったりします。なのでこの肩当てでは足と肩当てをずらす(オフセット)することで、 好きな位置に肩当てをもってきても足を安定したところにかけられるようにしたのでしょう。僕はもともと深めで真横にかけて ますのであんまり必要ありませんが、通常よりずらしてかけるのが好みの人には非常に便利な機能かもしれませんね。

ちなみにこの肩当て、先日の厚木ユースオケにエキストラで行った時にいろいろな人に注目されて試してもらいましたが、 ほとんどの人に好評でした。特にKUNユーザーがみな一様にKUNより良いと言ったのは印象的でした。 マッハワンのメイプルも確かに良いですけど高価ですし(9800円)誰にでも合うというわけでないということを考えると、 このViva Compactはそれほど高価でなく(4500円)どなたにもおすすめできる肩当てだと思います。 ちなみに音はマッハワンよりは少し落ち着いた感じになりますが、KUNよりは良いかなという感じです。 マッハワンは倍音が豊かで音も明るく、やはり音だけで言えば他の肩当てはかないませんね。

ということで、アルシェ301とViva Compact、ヴァイオリングッズの久々のマイブームになりました(^_^;)。 ちなみにアルシェ301はもう製品版が発売になっているそうです。興味のある方は下記のお店に問い合わせてみてください。 (どちらもWebサイトにはまだ情報がありません)

文京楽器03-3811-2084)・・・アルシェ301
バイオリンアート03-3537-2855)・・・Viva Compact

<9月17日追記>
上記の松脂と肩当、私の友人のショップでオンライン購入できるようです。
弦楽器専門のネットショップ エフストリングス

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