少し前の日記(03/01/16)であご当てのことについて書きましたが、その後もいろいろなあご当てを試してみました。
今回は前回のあとに試したあご当てについて触れたいと思います。
前回の結論ではゲッツ社のストラドタイプ(ヒル金具)がベストということでそのあご当てを取り付けて使用して
いましたが、その後2/1に出演したコンサートでは楽器が安定せずにとても苦労しました。当日撮ってもらった写真を見ても、
曲によってはずいぶん楽器がずれてしまっていて苦しそうでした(^_^;)。
<スチューバー型 その1>
そこでコンサート後に、既に取り寄せていた別のあご当てを試してみることにしました。今までのガルネリやストラド型は
いずれもテールピースをまたぎ、テールピースの左右に金具がくるタイプだったのですが、今度のスチューバー型といわれる
タイプはテールピースをまたがすに左側に取り付るものです(金具は標準タイプ)。後ろの引っかかりの部分がかなり高く出っ張っていて、
見るからに引っかかりが良さそうです。実際に構えてみると、ひっかかりの高さがかなりあるため今までのものよりも
構えやすく感じました。ただ、お皿そのものも高いためにひっかかりの傾斜がゆるく、またひっかかりの高さも
テールピースの上付近が最大で、葉っぱの外側(左方向)に向かうに従って低くなっているということもあって、見た目ほどは
構えやすくありませんでした。葉っぱの外側でもひっかかりの高さがキープされていてほしかったのですが、そこがあまり
高くないので結局ずれてきてしまうのです。2/22の本番でも使ってみましたが、やっぱり合わないようでした。
<スチューバー型 その2>
さて次は別のところから取り寄せたスチューバー型です。これは、金具が左右分割のヒルタイプであることと、
前のスチューバー型に比べて全体的に大きく、引っかかりの傾斜と高さがかなりあります。取り付けてみると実に巨大・・(汗)。
でも構えてみるとさすがに引っかかりがよく、とても楽です。むしろ引っかかりの上端がかなり出っ張っているので
すこし当たって痛いくらいです。でも構えやすさは今まででは一番良かったので、これで3/1のサロンコンサートと5/5の
コンサートをこなしましたが、特に不満を感じませんでした。
さて、構えやすさというところではそれほど不満を感じなくはなったのですが、気になったのは音と見た目でした。
前のスチューバ型その1もそうだったのですが、安物だけあって(その1は20ドル、その2は33ドル=国内価格では
5000〜8000円程度のもの)木の質も安っぽく、いろいろな部分の加工も甘く、取り付け面の角度も良くないのです
(その2はヒル金具で角度調整ができないので致命的!)。音の面では、やはり片側取り付けということもあって
あご当てが楽器の響きをかなり抑えてしまっている印象でした。
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