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日記帳

03/10/20   礒絵里子さんのリサイタル


先週の土曜日(10/18)、三鷹の風のホールで行われた、ヴァイオリンの礒絵里子さんとピアノの田崎悦子さん によるリサイタルを聴きにいってきました。

礒絵里子さんといえば、実力と美貌を兼ね備えた現在人気急上昇の若手ヴァイオリニストですね。 従姉妹の神谷未穂さんと組んでいるデュオプリマなども有名で、いろいろなことに挑戦されているようです。 今まで演奏を聴いたことがなかったのですが、わりと僕の地元の近くの方(鎌倉)ということもあり 一度聴いて(&見て)みたいなと思っていたのですが、今回友人の誘いをきっかけに聴きに行くことになりました。 若手の礒絵里子さんと、大ベテランの田崎悦子さんの異色(?)のデュオです(^_^;)。

礒絵里子さんはベルギーのブリュッセル王立音楽院で学ばれたそうです。ベルギーといえば僕も大分前になりますが、 ベルギーのヴァイオリニストで、元ブリュッセルカルテット1stVnのコワルスキー先生に公開レッスンを受けたこともあり ました。たった一回のレッスンなのに、なぜかベルギーに親近感を持っていたりします(^_^;)。

さてコンサート会場は中央線三鷹駅から徒歩15分の三鷹市芸術文化センター風のホールで、小ホールながら2階席もある、 ちょっと変わったホールでした。席はなんと前から3列目の中央!! 普通はもう少し後ろ(10列目付近)が 聴きやすいのですが、今回はもちろん3列目で正解です(^_^;)。

さていよいよ入場。普通は客席から見て左手(下手)から登場するのが常なのですが、突然右から現れたので びっくりしました。まずは、プロコフィエフの5つのメロディ。演奏が始まってすぐに衝撃を受けました。 演奏が始まるまでは、どこか心の中で絵里子さんを「演奏家」としてだけでなく「美貌、話題性」という面でも 見ていたところが、正直ありました(絵里子さんごめんなさい)。でも、始まって音を聴いて数秒後には そういったところは全て吹き飛んでしまって、演奏の素晴らしさに圧倒されました。全ての音を音楽的に表現 してしまう高い技術、とても丁寧で美しい発音、そしてなんといっても音に対する集中力! 演奏にすっかり 惹き込まれてしまって、目が乾いてしまいました(^_^;)。

ベートーヴェンのソナタ、特に5番以降の曲がとても好きなのですが、絵里子さんの弾く8番はとても軽快な 中に充実感があるというか、どんな短いフレーズ、時間であっても表現して聴衆に伝えてくるあたりは 本当にすごいですね。躍動感あふれるベートーヴェンでした。田崎さんとの対話も楽しかったです。 演奏の素晴らしさと共にベートーヴェンの素晴らしさも実感しました。

そしてイザイのエクスタシー。イザイは絵里子さんが学んだというベルギー出身の偉大なヴァイオリニストですが、 僕も最近イザイにはまっているのでとても楽しむことが出来ました。イザイは自身がヴァイオリニストで あったので、曲もヴァイオリン的というか、ヴァイオリンの素晴らしさが弾き出されるような曲になって いるのですが、絵里子さんはそれを十二分に引き出されていました。イザイ独特の色彩感は、はまり出すと たまらなくなってくるものなのですが、特に絵里子さんはベルギーで学んだこともあって特別な想いで 演奏されているのかなと思ったりもしました。

最後はバルトークのソナタ第2番。鬼気迫る田崎さんのピアノ、それに一歩も退くことなく挑むような 絵里子さん、二人の音楽に圧倒されました。そして、アンコールも同じくバルトークのルーマニア民族舞曲から 後半の3曲。本当にどの曲も充実していて、心から全ての曲に拍手を送りました。

どうも僕はいつもヴァイオリンばかりを見てしまうのですが、田崎さんのピアノも素晴らしかったです。 掛け合いのところなどでは鍵盤に手を置いたまま絵里子さんの方をちらっと見て「次はどうくる??」と 構えるあたりなど印象的でした(^_^;)。

終演後は演奏者を交えたパーティーがあり(友人はそのチケットまで手に入れていました!)、そちらも 参加してきました(^_^;)。絵里子さんとは短い時間ですが少しお話しすることが出来ました。 見かけ通りの気さくな方で、実はアンコールでイザイの無伴奏とか期待してたんですよ、といったら、 もうとてもそんな余力はありませんでしたよ〜、とのことでした(^_^;)。でもやはりベルギーで学ばれたと いうこともあってイザイはとてもお好きとのことで、まだあまり採り上げられていない イザイの作品を積極的に採り上げていきたいとのことでした。無伴奏ソナタもやりたいとのことでした。 イザイの無伴奏を含めた作品集とかぜひ録音して欲しいですね(^_^;)。

そして、最後は記念に写真を一緒に(デュオプリマの神谷未穂さんも交えて)撮らせていただきました(^_^;)。 絵里子さんに、自分のサイトの日記に今日のコンサートのこと書きますね、といったら、ちゃんと褒めといて下さいね!  と言われました(^_^;)。ちゃんと褒めときましたよ! まぁ褒めるなっていわれても今回のは 褒めずにはいられないほど素晴らしいものでしたけど(^_^;)。

このような素晴らしい演奏を聴くと刺激を受けますね。帰ってから早速イザイをさらったのは言うまでも ありません(^_^;)。そして先程聴いてきた演奏との違いに愕然とするのもお約束です(^_^;)。 あ、ルーマニア民族舞曲もあとでさらってみようかな(^_^;)。

絵里子さんのヴァイオリンはとても素直でかつ細かいところまで神経の行き届いていました。 小細工で聴衆に媚びることなく音楽の本質を伝えてくれます。技術も素晴らしいです。 絵里子さんのような演奏家を正統派ヴァイオリニストというのでしょうね。礒絵里子さんの これからのご活躍を期待しましょう!

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