普通の日記コーナー

★01/12/05   クラシックのDVD



CDに代わる次世代大容量ディスクとして登場したDVD(Digital Versatile Disk)ですが、 プレーヤーの値段が下がったこともあって今ではその普及もかなり高いようです。専用の DVDプレーヤーでは2万円を切るものが続出していますし、 またプレステ2やパソコンについているDVD-ROMドライブなども普及を進めたのかもしれません。 かくいう僕もHARDOFFの中古コーナーで15000円のDVDプレーヤー(CD-R/CD-RW対応!)と 25000円のAVサラウンドアンプ(DTS対応)を買ったばかりですが・・・(^_^;)。 AVアンプはビデオやテレビまで全部統合できるので非常に便利です。しかもアンプが AD/DAコンバータ内蔵でデジタル端子がたくさんついているのでパソコンとも デジタルデータのやりとりが出来るようにつないであります。

・・・と脱線しました。本題に戻りまして・・(^_^;)。
DVDは大容量なためCDクオリティの音に加えて映像も収録することが出来、コンサートの臨場感を 伝えるにはうってつけです。ポップスやロックなどのジャンルではいち早くコンサートの ライヴDVDが数多く発売され、現在ではレコード店のDVDコーナーも充実しています。 それに比べてクラシックの方は遅れていて、多くのポップスDVDが早いうちから発売されている のにもかかわらずクラシックDVDのコーナーは寂しい限りでした。しかもジャンルは限られていて 交響曲とオペラのみ。僕はどちらかというと室内楽や器楽曲を好んで聴くので、欲しいものが 全く出ていなくていつも残念な思いをしていました。

でもつい先日、久々にレコード店に行ったのですが、以前に比べてクラシックのDVDが増えて いるのを見つけました。交響曲やオペラが充実しているのもそうですが、室内楽なども少しずつ加わって います。そこで手にとったのはクレーメルが弾き振り(ヴァイオリン&指揮)をしている ヴィヴァルディの「四季」(イギリス室内管弦楽団 81年録音 グラモフォン)です。四季はよく弾くので 参考にとCDは何枚か持っていますが、DVDだとボウイングなども参考に出来るので、これに決めました。 ちなみに購入価格は3200円。これってちょっと高めのCDの値段(国内アーティスト?)と同じで 映像までついてくるなんてお得じゃありませんか!

ふと思ったのですが、海外のアーティストのCDは国内版でも1500〜2500円 くらいのものが多いのに、なぜか国内アーティストのCDはどれも3000円位します。なぜなんでしょう? 理由があるのかもしれませんが、結局買う側としては安くて、より世界的に有名な海外アーティストCDの 方に手が伸びてしまいます。

家に帰り、早速見てみました。やっぱりCDのつもりで再生して映像が出てくるというのはいいもの ですね。今までDVDは映画しか観たことなかったので新鮮でした。また映画とは違って音楽の場合は 聴きたい曲のトラックを選択して聴くということもあるので、ビデオに比べても良いですね。 それにしてもクレーメルは上手い・・・。自分の技術などというものを全く意識せずに弾きたいように 思うがままに弾いている、そんな感じでした。あんな風に弾けるようになりたいものです(夢・・)。 それとやっぱりクレーメルらしさも出ていました。常識を打ち破るというか・・。秋の3楽章の終わりの方で吹き出し そうになりましたし、冬の2楽章のテンポに唖然とさせられました(ほぼ2倍速)。普通に弾いてしまっては つまらないのがクレーメルですね。

クラシックDVD、すっかり気に入りました。これからはレコード店のDVDコーナーは要チェックです。 カルテットやヴァイオリン小品集などがたくさん出ると良いのですが・・。今後に期待したいと思います。




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