普通の日記コーナー

★06/11/18   イタリア旅行記 #3〜5(クレモナ〜ヴェネツィア〜ミラノ)




<11/1 クレモナ〜ヴェネツィア>

今日はヴァイオリンの街クレモナを後にし、ヴェネツィアに向かいます。

ホテルを出てクレモナ駅までは約1.5km。重いスーツケースをひきずりながら歩くのにはちょっと遠いですがなんとか駅に到着。

ヴェネツィアまでは、まず普通列車でブレシアまで行き、特急列車であるIC(インターシティ)でヴェネツィア・サンタルチア駅に向かいます。

まずはクレモナ発9:45の電車で出発です。切符は前日にクレモナの自動券売機で買っておきました(英語表示に切り替えられて良かった)。

クレモナ駅の時刻表

霧が深くて天気もあまり良くありませんでしたが、1時間弱でブレシアに到着。

ブレシア駅

20分ほど待つと特急列車ICが到着。ICは特急列車といっても小田急ロマンスカーやJRスーパーあずさ、JRスーパーひたちのような特別車両ではなく、多少席の配置がかわっただけで、外からの見た目は普通列車と変わりませんでした。

イタリアの鉄道の多くは日本のような客車にもモーターが付いているのではなく、プッシュプル式といって、先頭あるいは最後尾の電気機関車1両で客車を引っ張ったり押したりして走ります。日本で昔ブームになったブルートレインに、一番後ろの客車にも運転台を付けたような感じでしょうか。

イタリアの列車

指定席の券を持っていたため、自分の席に行くと先客が(笑)。ICは同じ車両の中に指定席と自由席があり、指定席でも空いていれば座っていいようです。もちろん指定の券を持った人が来たら席を空けなければなりませんので、チケットの座席番号を見せるとまるで外れくじを引いたような残念そうな顔をして去っていきました。実は他の周りに座っている人もみんな指定券を持っていないのかも(笑)。

さてヴェネツィアまでは約2時間。普段2時間も電車に乗らないので結構疲れますね。やがて海が見えてきていよいよヴェネツィアです。

列車を降り、駅から外に出ると・・・別世界!

ヴェネツィア・サンタルチア駅からの第一景

天気があまりよくないのですが、独特の建物や大運河、橋などそれまで見たことのないものばかり。多くの観光客でにぎわっていてなんだか楽しい気分になります。

まずはホテルに荷物を預けるのですが、ホテルは運河の向こう側。上の写真の左端にある橋を渡るのですがこれがくせ者。橋にはスロープがなく全部階段なので重いスーツケースを持ち上げて階段を上り下りするのは結構大変でした。

さてホテル「カールトン&グランドカナル」に着き、まだチェックイン出来ないとのことなので荷物だけ預けて出かけようとしたら、フロントの方がヴェネツィアの観光案内をしてくれました。とても親切で、頂いた地図にもいろいろ書き込みをしてくれました。ここもなかなか居心地の良いホテルですね。

さてまずは腹ごなし。事前に調べておいたセルフサービスのお店「Brek」に行き、どう注文したらよいか戸惑いながらもなんとか食事にありつきました。

ヴェネツィアの食事は高くてあまりおいしくないとか、ぼったくりのお店が多いとかよく聞きますが、このBrekは安くておいしかったです。このポモドーロのショートパスタは家庭的な味でなかなかでした。

ポモドーロのショートパスタ、サラダ、チョコレートムース、赤ワイン

一旦ホテルに戻ってチェックインをすませ、徒歩でサンマルコ広場に向かいます。駅から先は水上バスか徒歩のみで車が入れない、というのは実際に行ってみて良くわかりました。石畳の迷路のような狭い路地、階段になっている小さな橋、などとても車が通れるところではありません。こんな狭い路地もあって、人がすれ違うのもやっとでした。

サンマルコ広場に向かう狭い路地

サンマルコ広場までは、至る所に「PER S.MARCO」と矢印が書かれているので余り迷わずに歩いていけます。途中にある大きなリアルト橋を渡り、

リアルト橋

どんどん人の流れに沿って歩いていくとサンマルコ広場に着きました

サンマルコ広場

すでに日も落ちてきましたがたくさんの人でにぎわっていました。まさに楽園ですね。広場では楽士さんたちが演奏していますが、これがまたいいんです。みんな楽しそうに弾いていて実にいい音を出すんですよね。聴いていても楽しいですし、これが音楽そのものだと感じました。日本の奏者の方がおそらく技術もあり音程も正確でしょうが、あの音と音楽性は本当に魅力的で日本では聴けない音です。

サンマルコ広場の楽士さんたち

こういうのを聴いてしまうと、日本の学生、演奏家、いやそういうの全部含めて日本人は、正確な音程とリズムのための技術、作曲者の意図通りの「正しい解釈」ばかりに目がいってしまって、もっと大切なものを見落としてしまっているのでは・・・と思ってしまいます。もちろんそこには自分も含まれるんですけどね(笑)。

サンマルコ広場近くのトラットリアを19時に予約していたのですが、まだ時間があるのでいろいろ見て回りました。ジェラートももちろん食べました。

これが本物のイタリアンジェラート

日が落ちてくると建物がライトアップされて綺麗です。

夜のサンマルコ広場

さていよいよ食事。実は予約の19時前からお店の前を何度も通ったのですが明かりが付いておらず、19時過ぎても開かないのでお店の前でのぞき込んだりしていたら気づいたのか、お店を開けてくれました(笑)。

まずは前菜。何が入っていたかは細かく覚えていませんが海のものが中心で、さっぱりとした味付けでとにかくおいしかったです。

Antipasti

続いてイカ墨のスパゲティ。イカ墨は以前にも食べたことはありましたが、こんなに濃厚な味は初めてです。これもおいしかったです。

イカ墨のスパゲティ

そして次はシーフードのフライ。おいしいのですが、味が濃いのに加えて量が多い!さすがに最後の方はちょっと苦しかったです。僕はそんな小食ではなくむしろ食べる方ですが、それでもイタリアの食事は量が多く感じます。

シーフードのフライ

最後はティラミス。相当苦しい状態でしたが、おいしいので食べることが出来ました。ちなみにフライを残した妻は「別腹」とのことで一気に食べきっていました(笑)。

ティラミス

イタリアはレストラン格付けがしっかりしているそうですが、今回行ったお店「da Nico」はリストランテの一つ下になるトラットリアで、お店の看板も「TRATTORIA da Nico」となっていました。しかしかなり人気のお店のようで、食事をしている間に次々とお客さんが増えて(日本人の団体客も!)、気づくと満席でお客さんを断っている状態でした。

食事を終えたら徒歩で駅の方角に歩いていきます。今度は駅を示す「PER FERROVIA」という矢印に沿っていきます。が、戻るのはわかりにくい。とりあえず最初に渡るリアルト橋の「PER RIALTO」を目指せば良かったのですが、FERROVIAという文字だけを頼りにしていたので、気づいたらアカデミア橋の方に来てしまっていたりしました。

みんな結構迷っているようで、立ち止まって地図を眺めている観光客もたくさんいました。サンマルコ広場までは簡単に行けましたが、帰りはわかりにくいですね。おまけに遠く感じます。

やっとの思いでホテルにたどり着き、疲れ切っていたためすぐに寝ました。というより、そのままベッドに倒れ込んで気づいたら朝だった、に近いかもしれません(笑)。明日もサンマルコ広場です。




<11/2 ヴェネツィア>

今日も朝早くから水上バス「ヴァポレット」の音で目が覚めました。あのエンジン音を聞いていると、さあ今日も出かけよう、という気分になります。

昨日がかなり疲れたので、今日はお昼近くまでホテルでゆっくりしてから出発。昨日と同じように徒歩でサンマルコ広場に向かいます。天気が良くてサンマルコ広場が楽しみです。

今日もあまり迷わずに30分ほどであっという間に着きました。昨日何であんなに帰りが遠く感じたんだろう。まさに行きはヨイヨイ・・ですね。

サンマルコ広場は人とハトでにぎわっていました。しかし天気が良いためかすごいハトの数。妻はハトを追いかけ回して遊んでいましたが、妻によると「イタリアのハトは日本のよりも逃げない」だそうです。

日本と同じくハトの餌なるものが広場で売られていて、餌をまいている人のまわりにハトが集まっていました。

サンマルコ広場のハト

餌を持っている人がたかられているのもよく見る光景です。

ハトにたかられる女の子

昨日は暗くて見えなかったのですが、サンマルコ寺院の壁やアーチの下などに描かれた絵などがよく見えました。

サンマルコ寺院

広場のパニーノ屋でチキンカツレツのパニーノとコーラを食した後は、サンマルコ広場にそびえ立つ大きな塔「鐘楼」に登ります。

鐘楼

高さは約100mほどで、他の観光客に交じって列に並び、エレベーターで上まで昇ったら、そこには素晴らしい絶景が。Webの関係上あまり大きなデータは載せられないのですが、クリックすると少しだけ大きな画像が開きます。

ヴェネツィアの街並み

海岸沿い

サンマルコ広場

サン・ジョルジョ島

この素晴らしさがカメラにどこまで収まるかなと思いながら夢中で撮りましたが、後で家でPCで見て写真の美しさにビックリ。LX2買って良かった・・。

しばらく景色を楽しんでいて、ずっと眺めたいのは山々だったのですが、塔の上は風が強くすごく寒いので10分といられませんでした(笑)。しかしホント素晴らしい景色でした。

下に降りてからは、海岸線を西の方へ歩いていきました。

サン・ジョルジョ島

有名な嘆きの橋などを渡り、

嘆きの橋

しばらく歩いていくとピザなどの軽食のお店がいくつか並んでいたので、お店の子が「Hello!」と声をかけてきたお店に入りました。しかし今日は本当に雲一つない青空で、空を見上げるだけでも楽しめます。

軽食のお店

ビールを飲みながらピザを食べました。やはりイタリアはパスタとピザの国ですね。

ビールとピザ

その後はサンマルコ広場まで戻り、アカデミア橋を目指しながら夕日を楽しみました。夕日と日没後の景色も本当に美しいです。

夕日のサン・ジョルジョ島

妻が「まるでディズニーシーみたい」と言っておりましたが、それはヴェネツィアが誉められているのかどうなのか微妙なところですね(笑)。

アカデミア橋から

そしてアカデミア橋近くの水上バスの切符売り場で、一回券の切符を買いました。水上バスが来たので乗るとものすごいラッシュで山手線状態。人が多すぎるせいか改札は機能しておらず素通りです。その後もいくつかの乗り場に止まりましたが、やはり人がなだれ込んできていて、みんな本当に切符を持っているのか怪しいもんです。日本だと考えられませんよね。山手線がラッシュだからと改札を全部フリーにするようなものですから(笑)。さすがは適当なイタリア人です。

水上バスは各駅停車の1番線にのり、終点のローマ広場まで行き、徒歩でホテルに戻りました。夜の大運河も美しく、水上バスから見たリアルト橋も綺麗でした。

水上バスから見たリアルト橋

ホテルについてから夕食をどうしようか考えましたが、なんだか疲れてしまったのでテレビを見て寝てしまいました。テレビでは日本でもよくあるような通販番組や、

TVショッピング

イタリア版「クイズ・ミリオネア」のような番組をやっていました。「イル ミリオーレ」というようです。

イル ミリオーレ

イル ミリオーレ

勝ち抜きだったりでルールは若干違うようですが、

イル ミリオーレ

司会者はなんとなく誰かに似てますよね。もちろんあの名物である「タメ」はありませんでしたが(笑)。

みのさん?

さて明日はミラノに移動です。




<11/3 ヴェネツィア〜ミラノ>

今日はいよいよ最後の目的地、ミラノへ移動します。

ミラノは初日にも立ち寄ってますが、単なる経由地としてで観光をしていなかったので、これからじっくり見て回ります。

まずはホテルでヴェネツィア最後の朝食。カールトンホテルはミケランジェロほどは豪華ではありませんが、バイキング形式で結構豪勢でした。写真では食べてしまって残ってませんがとにかくベーコンが格別で、ベーコンばかり食べてました。

カールトン&グランドカナル ホテルの朝食

ミケランジェロにあったペンネグラタンがないのが残念でしたが、デザートもヨーグルトからフルーツなどいろいろあって毎食お腹いっぱいになりました。

カールトン&グランドカナル バイキング

チェックアウトし、ヴェネツィア初日に立ち寄った「Brek」でちょっとコーヒーを飲んだら出発です。次にこのヴェネツィアの街を見るのはいったいいつになるのでしょうかね・・・。

大運河沿いの景色

さてヴェネツィア〜ミラノまでは超特急ユーロスターにのります。日本では新幹線に相当し、区間と車両によっては300km/hでの営業運転をしているそうです。

ユーロスター

乗ったのはユーロスターの二等車でしたが、車両が大きめで横には通路をはさんで2席ずつなので、シートの幅は2+3席の新幹線に比べて結構ゆとりがあります。ただ、席の配置が新幹線や飛行機のように全て前向きでなく、郊外の遠距離区間を走る近郊型電車のように対面になっており、さらにその間にテーブルがあったりするので少々窮屈にも感じました。

残念ながらかなり混んでいて車内の写真が撮れませんでしたが、車内も古くさいですし、全体的にはやはり日本の新幹線が上ですね。それと、イタリアの鉄道は普通列車からユーロスターまでみんな窓が汚れてました。日本の電車って基本的に窓はいつも綺麗ですよね。海外に来ると普段気づいていない日本の姿が見えたりします。

3時間近い長旅を経て、ようやくミラノに到着。ちなみに乗り降りの大変さはユーロスターもあまり変わりませんでした。若干ステップが低い気もしますが、狭いので思いスーツケースを上げ下ろしするのが大変でした(この時点で30kg近くあったはず)。

ユーロスターのステップ

降りたら旅行初日と同じミケランジェロホテルへ。駅からは徒歩3分くらいなので近いです。そしてチェックインを済ませ、荷物を置いて一休みして、いよいよミラノの中心部に向かいます。

これはミラノ中央駅ですが、駅自体にもなんだか趣がありますね。

ミラノ中央駅

ミラノの中心部である「ドゥオモ」へ行くには地下鉄を利用します。地下鉄への入り口は大きな「M」の文字を目指せば良かったのですが、最初はちょっとわからず駅前広場をうろうろしました。

そして地下に降りると切符売り場ありました。しかし売り場が2つあって片方は長い列でもう一方はガラガラ。表示見てもイタリア語でわからず。イタリアの切符の買い方はいまだに良くわかりませんね・・。とりあえず48時間券というのがあるみたいなので、空いていた窓口に行き、「48時間券を2枚下さい」と英語で言ったら無事に買えました。みんななんで混んでる方に並んでたんだろう・・定期券とか?

切符を自動改札機に通したらすんなり中に入れました。

クレモナに行くときは頑張って本見てイタリア語を使ってみたりしましたが、もう旅行後半になってくるとそれもめんどくさくなって、水上バスも地下鉄も英語でごまかしてしまいました。英語がネイティブならイタリア語に挑戦してみようかなという気にもなりますが、英語も怪しいのでとにかく通じてくれればそれだけで満足です。

ミラノの地下鉄は1〜3番線まで3つの路線があり、日本のように○○線というユニークな名前こそないものの、番号と共に色分けされていて、案内板だけでなく、壁から電車の中まで全てその路線の色でコーディネート(?)されているので非常にわかりやすいです。

ミラノ中央駅からドゥオモに行くには3番線の電車に乗りますが、「LINEA 3」の文字とイメージカラーである黄色をたどっていけば簡単にホームにたどり着きました。もちろん上り下りはあるので「Duomo」が行き先にあるかどうかだけは確認が必要でしたが。

ミラノ中央駅 イエローカラーの地下鉄3番線ホーム

地下鉄はヴェネツィアなどののんびりとした雰囲気とは全く違い、まるで日本の地下鉄のようなせわしなさです。みんな早足で歩きますし、エスカレーターも片側を空けて立ち、急ぐ人が隣を抜いていきます。ちなみにミラノのエスカレーターは左側を空ける「関西式」だったので、関東人の僕には違和感がありました(笑)。

切符は48時間有効のものなので、昔の定期券のように見せて通るのかと思ったら出るときはフリーでした。一応ゲートがあるのですが常に開けっ放しでみんな素通りしていきます。でもなぜか時々引っかかってる人がいたのはちょっと謎でしたが。

せわしなく歩く人の群れに続いて階段を上がると、まさにドゥオモの目の前でした。

ドゥオモ正面

日本では見ることのない見事で壮大な建築物ですね。修復中なのか正面の下半分には大きな広告(?)で覆われていました。でも正面以外は見事な姿を見ることが出来ました。明日はこの上に登る予定です。

ドゥオモ側面

まだお昼を食べていないので、オープンテラスのカフェレストランのようなところでポモドーロのスパゲティと、

スパゲティ ポモドーロ

ピザを食べました。

ピザ

スパゲティはちょっといまいちでした。妻曰く「給食の味」だそうです。ピザはおいしかったです。スパゲティ1枚とピザ1枚、それにグラスワイン2つで26.5ユーロ=約4000円。ユーロ高のせいもありますけど、ちょっとしたランチでも結構しますね。日本だったら二人で2500円くらいの内容でしょうか。ユーロ高そのまんまですね。

食事の後はドゥオモ周辺を見て歩いていると、なんだか心惹かれる雰囲気のお店が。

フェラーリストア

近づいていくと中にフェラーリのF1マシンが! ちょっと入りにくい雰囲気で怖そうな黒人のガードマンがいますが、これは入るしか!

中はフェラーリ一色。地上3階地下2階が全てフェラーリで埋め尽くされています。店員は全員フェラーリのレーシングスーツ姿。

1階はこのF1マシンの展示とレジカウンター、アパレルと小物が少々。

フェラーリF1

2階と3階(イタリアでは地上階が0階なのでそれぞれ1、2階になりますが)はフェラーリのいろいろなグッズ、DVD、アパレルなど。

しかしフェラーリグッズは高い。アパレルなんかは、普通着るような上着が200ユーロで、ちょっといいジャケットだなと思うと500ユーロとか。F1のエンジンパーツの置物とかは1000ユーロを超えるものが珍しくありません。

地下に行くとF1のエンジン(これはV10だからF2004より前のものでしょうね)などが展示されていて、子供用のアパレル、グッズなどもありました。

F1のエンジン

地下2階にはさらにもう一台F1マシンが置いてありましたが、これはなんと本物のF1マシンにプレステ2のコントローラーを埋め込んでありました。F1のシートに座ってF1のペダルとハンドルを使って目の前の大画面でF1ゲームが出来るようです。

ゲームそのものはプレステ2のEA F1-2004なので、家にF1-2005がある僕にとってはあえてやりたいとは思いませんでしたが、やはりあのシートに座ってみたい・・。で、1ゲームいくらか見たらなんと30ユーロ! こんなのやる人いるのかなと思ったら、・・・結構いるんですよね。しかもちょっと熱すぎるお客さんも・・。

30〜40歳くらいの二人組の中国人風の観光客が真剣になって遊んでいるのですが、蛇行運転でクラッシュを繰り返しすぐゲームオーバーに。と思ったら「ワンモア!」と叫んで再チャレンジを繰り返して席を空けようとしません。後ろに子供が待ってるのにいい大人がまったく・・(笑)。いったい幾らお金をつぎ込んだのかわかりませんが、帰りにも大量にお買い物をされていたようです(笑)。

フェラーリストアを出た後もいろいろ歩き回り、地下にあるスーパーに行ってみました。さすがにスーパーは全てがまともな値段で売られていますね。500mlのペットボトル飲料が1ユーロとか(それでも日本のコンビニ価格ですね)。ミラノのドゥオモ周辺とかヴェネツィアとかはやってくるのは観光客ばかりでしょうが、少々ぼった○り過ぎのような気がします。

ちなみにパスタは安かったです。日本でもレストランで使われたり、ちょっとこだわる人などにも人気のあるディチェコの1.6mmスパゲッティーニ#11が500gで0.76ユーロ=約115円。日本だと安いスーパーでも200円で、ちょっと高いと260円とか300円します。それとスパゲッティ以外のペンネとかラビオリとかも全部500gで同じ値段でした。日本だと割高になっていることが多いのでちょっと驚きでした。

さて散々歩いて疲れたので帰ることにしました。地下鉄では一番駅員に近いゲートから切符を見せて通りますが、切符を見せても見ちゃいない(笑)。以後、何度か地下鉄に乗りましたが基本的には、改札の入り口は見ちゃいないし出口はフリーパス。さすがはイタリア、いい加減です。日本人なら切符買ってるだろう、という税関のような日本人顔パスならまだわかりますが、完全に背向けてますからね。

ホテルに着いたときはまだディナーが始まる少し前の18時半。日本と違って19時とか19時半にならないとお店が開かないので部屋で一休み・・・。

・・・のつもりが気づいたら22時半過ぎでした。寝過ごした・・。

当然周りのレストランはオーダーストップの時間。探せばやってるところもあるかもしれないけど、ミラノでも特に治安の悪いといわれるミラノ中央駅周辺を深夜に歩き回るのもどうかと・・。

そういえばホテルから3分くらいのところにマックがあったような気がする、行ってみよう、ってことで夕食はマックになりました。

途中酔っぱらいグループに声をかけられましたが、無視してマックへ。

マックに入ると見たことのないメニューが。もちろんハンバーガーやポテト、ドリンクがあるのは同じなんですが、デカデカとポスターを貼って宣伝しているのが「NewYork Deli」というハンバーガー。ニューヨーク・デリシャス? 意味判りませんがおいしそうなのでそれにしました。

ポテトとかドリンクも付いたセットで、と言ったら、「Menu?」と聞いてきます。どうやらセットのことをMenuというようなのでそのMenuとやらで頼みました。ニューヨークデリとポテトのMとコーラのMでトータル6ユーロ。900円か・・・やっぱり高い。

テイクアウトにしたのでホテルで食べました。これがそのニューヨーク・デリです。

マックの「NewYork Deli」

味はそんなに日本のちょっといろいろ入ったハンバーガーとかわらないのですが、パンと肉の厚みが全然違います。パンは日本のふにゃふにゃなパンよりちょっと固めですが厚みがあり、肉も1枚でダブルバーガーくらいあります。

ポテトはやや芋臭さが強めなこと以外は日本と同じでした。

そしてコーラ。これが一番変わらないと思っていたのですが、ある意味一番違っていたかもしれません。何が違っていたかというと、氷の量です。

日本だとマックに限らず、カップの上の方まで氷がたっぷり入っていて肝心のドリンクをいかに少なくしてお客に出すかという、詐欺まがい(失礼)な出し方をよくしますが、ミラノのマックは実に常識的な氷の量でした。自分でコーラに氷を入れるならこんなもんだろうなという量で、同じMサイズでも日本のマックとは中身の量が全く違いました。

ということもあって、ちょっと高かったですがマックはかなり満足度が高かったです。

さて今日も寝る前にTVを付けたら、なんだか見たことのある人が出ていました。そう、F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラです。そういえばフィジケラはイタリア人だったっけ、なんて思いながら見ていましたが、おばあちゃんをフィジケラの運転するマシンに乗せてあげるという企画のようでした。

フィジケラとおばあちゃん

ちなみにこのおばあちゃんがフィジケラのおばあちゃんなのか、普通のファンのおばあちゃんなのかはわかりません(イタリア語ワカラナイ)。

おばあちゃんもF1ルノーチームのレーシングスーツに着替え、二人乗りのフォーミュラマシンでスタート。

二人乗りマシン

最初はミナルディの2シーターF1かと思いましたが、ちょっと違うみたいですね。F3っぽくも見えるし、フォーミュラルノーかなんかかな?

フォーミュラルノー?

さすがにおばあちゃんもちょっとへろへろ状態のようです(笑)。

フォーミュラルノー?

このあと、二人でレーシングカートを徒歩くらいのスピードで走らせて競走(?)して幕を閉じました。日本でも芸能人をレーシングマシンに乗せてヒーヒー言わせたりする番組をやってますが、少し趣旨が違うものの似たようなことをやってるんですね(笑)。ただ、日本の番組とは違って、何でもかんでも字幕(テロップっていうのかな)を入れたりはしないようです。

明日は一日ミラノで、観光としては最後の日になります。

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