07/10/27 |
レストラン栗の里 生演奏10/27はレストランで生演奏をしてきました。 今回はちょうど台風が直撃。ピークが演奏の始まる1時間前である18時頃ということもあってか、お客さんもまばらでした。また演奏を聴きに来ているというような方もあまりおらず(うちの父くらいでしょうか)、やや寂しい生演奏となりました。 お客さんが少なければそれだけ音を吸わないので、さぞかし響きが良いはずと思って弾いたのですが、演奏後の録音を聴いたら意外にそうでもありませんでした。決して僕の気分が乗らなかったから・・ではないはず(笑)。 原因は会場の響きではなく、自分の楽器が鳴らなかっただけのようです。パッシオーネ、弾いているときは気持ちいいんですが、出る音は上品すぎてあまり飛ばない音なのかもしれません。 ハンガリー舞曲5番でG線をブンブン鳴らしてもすぐに限界が来てしまう感じであんまり音が飛んでませんでした。楽器の状態が良くないだけかもしれませんが、やっぱりエヴァピラッツィの方がいいかも。パッシオーネは高いし、もう買わないかな・・。離れて聴いたときの透き通るようなシルキーさはいいんですけどね。 その他の曲はいつものクライスラーなど小品と、モーツァルトのコンチェルト4番1楽章(カデンツァ付き)、バッハの無伴奏2曲などを弾きました。 前回はヴィエニアフスキの創作主題のための華麗なる変奏曲とか、パガニーニのカプリースなどテクニカルな曲を弾きましたが、今回はどちらかというとおとなしめの曲が中心でした。が、モーツァルトは全く思ったように弾けず。前に弾いた5番に比べたらずいぶん消化不良でした。曲が難しいのか自分が苦手なのか・・。 先日書いたバッハの無伴奏ソナタ2番のアンダンテも弾いたんですが、いろいろフィンガリングを工夫したら多少曲になりました。まだまだ研究の余地が多々ありそうですが・・。 カルテットはブランデンブルグ、妻はイザイなどを弾いているので、僕も少し頑張った曲をさらうかなと思う今日この頃です。 |
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07/05/12 |
レストラン栗の里 生演奏5/12(土)は、レストラン栗の里での生演奏に出演しました。 プログラムには、亜麻色の髪の乙女、ハンガリー舞曲第5番、など最近弾いてない曲を加えました。ヴィニアフスキの「創作主題による華麗なる変奏曲」も、こういう機会でないとなかなか弾けないのでプログラムに入れました。 無伴奏ではいつも弾いているバッハのパルティータ第2番サラバンドの他、ソナタ第3番のラルゴ、パガニーニのカプリース第9番などを弾きました。ソナタ第3番のラルゴは初です。 前回と前々回などはかなりBGM寄りな選曲だったんですが、やはり飲食店での演奏はあまり聴いていない方が多かったり騒がしかったりということもあり、BGMとはいえBGM的な演奏に徹するよりもある程度自分が弾きたい曲を弾くというのもありかなと思い、いつもとちょっと違う選曲にしてみました。それと、今回は久しぶりに録音もしているので(どちらかというとZoom H4のテスト)、どう聞こえているかをチェックしたいという意味もありました。 最初の方はやや楽器の響きが悪かったのですが、途中からだんだん響くようになってきて、無伴奏のサラバンドはちょっといまいちでしたが、カプリースとラルゴはかなり気持ちよく弾けました。しかしバッハやパガニーニって一般ウケしませんね。パガニーニのカプリースよりもチャルダッシュの方がずっと一般ウケします。 カルテットのあとは妻とルクレールのデュオOp.3-2を弾きました。自分が伴奏になったりメロディになったり、相手の音を聴きながらそれに自分の音をとけ込ませる、肩肘の張らないこういうデュオもなかなか楽しいものです。実はあまり合わせてないんですが、こういう曲は打ち合わせをあんまりしてもつまらなくなりますね。 そして後半のハンガリー舞曲第5番。こういう曲ってやっぱり日本人の心をとらえるんでしょうか、お客さんの食いつきが違いました(^^ゞ。もちろん有名な曲だというのもあると思いますけどね。ヨアヒム版をほぼそのまま弾きましたが、自分なりにもう少しアレンジしてみたら楽しいかもしれませんね。元々簡単じゃないので更に難しくすることは避けたいですが(笑)。 ヴィニアフスキはちょっと疲れました。というより、最近あまりテクニカルな曲を弾いてなかったのですが、毎日選曲やらでカプリースを片っ端から弾いたりしていたこともあり、数日前から左手の手首が悲鳴をあげてました。情けない(笑)。日頃からの鍛錬を怠っていた証拠です。レフトピッツとその次のダブルストップのバリエーションの完成度をもう少し上げないとちょっと恥ずかしいかも・・。 最後はタイスで閉めました。最初に弾いた愛の挨拶もそうですが、こういう曲はいろいろチャレンジしないとマンネリ化しますね。 |
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07/03/11 |
ホワイトデーコンサート in 八千代台文化センター3/11(日)、千葉県八千代市で行われたホワイトデーコンサート2007に出演してきました。 八千代市に訪れるのは一年ぶりですが、活気のある古い街並みは、古い看板や商店と真新しい建物などが入り交じっていたのが印象的でした。 さて今回の演奏曲は水野修孝先生の「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲」。ちょうど一年前のホワイトデーコンサートに出演し、打ち上げの席で「来年は先生の幻想曲をやったら?」「そうですね!」なんていう話をしていた記憶があるのですが、気づいたら本当にやることになっていました。 まだ初演後にだれも弾いていないこの曲を作曲者の前で弾くなんて本当に大変なことで、僕などが弾いて良いんだろうかと何度も自問しましたが、やるとなったら覚悟を決めて演奏するしかありません。またとないチャンスですしね。 さてまずはリハーサル。作曲した水野先生を目の前にして弾くのはとても恐れ多くてプレッシャーだったのですが(本番より緊張した)、いろいろ課題をご指摘いただいて修正をし、あっという間にリハーサルが終了。 そして本番。先のリハーサルで緊張してガタガタになったおかげか、本番は少し楽でした。やはり固くなってしまった場面もありましたが、6度のダブルストップもなんとか崩れずに乗り切り、リハーサルで鬼門だったフィナーレもなんとかまとまり、最後の音を弾ききった時はホッとしました。 演奏後に水野先生から、「素晴らしかった」とのありがたいお言葉と共に握手を求められた時は、本当に嬉しかったです。作曲した先生の前でがっかりさせるような演奏だけはしたくないと思っていたので・・。先生に「また他でも弾いてください」と言われたのも嬉しかったですね。とても光栄なことです。 初演の方がとても素晴らしい演奏家の方々(Vn:石川寛子さん、Pf:岡部裕美さん)なのでそれもまたプレッシャーだったりしましたが、演奏後はいろいろ「いい曲ですよね。でもあそこが難しくて・・」などとお話し出来て楽しかったです。 その後は水野先生の初演がありました。「<満月の夜に>〜フルート、弦楽合奏、ピアノのための」ですが、透明感のある音楽で、その情景がまるで映画の一シーンのようにくっきりと頭の中に浮かんできました。本当にいい音楽でした。 演奏も良かったです。特にフルートの音色は本当に素晴らしくて、うっとりさせられました。先の石川さんも参加されてましたが、やはり音の出方が素晴らしいですね。瑞々しい音がワッとわき上がってくる感覚、とても印象的でした。 そしてモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」から抜粋。僕も弦楽合奏に飛び入りで参加しました。楽譜もスコアのままだったり、楽譜を頂いたのが直前だったりであまり余裕がありませんでしたが、歌の方がみなさん素晴らしい歌声で、演奏しながら楽しんでしまいました。 その他にもいろいろな演奏があり、とても楽しい演奏会でした。来年も開催されるとのことで、今から楽しみにしています。 最後に・・・今回のコンサートに引き込んでくれたピアノ共演者の萩生さん、ありがとう! |
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