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1-2. 弓の持ち方

弓の持ち方ですが、正しい持ち方をしているかどうかというのは大変重要であり、音色、技術 に影響を与えるばかりか上達の度合いにも大きく関わってきます。

まず左手で軽く腕を伸ばして体の前に弓を垂直に立てて持ちます。このとき弓の毛が 左を向くようにします。そして右手で中指の腹に親指の先を当てるようにして輪を作り、 輪を右から弓に近づけ、輪を開いて弓を輪の中に入れ、輪を閉じます。次に弓を少し 左に動かして輪のつなぎ目に弓の棹をあてがいます。このとき中指は指先ではなく第一関節寄りが弓に 密着するように位置を調節します。また弓の持つ位置はフロッグ(黒檀のボックス)より やや先寄り(親指がわずかにかかるくらい)で、親指ががフロッグと革巻きの双方にかかる くらいが基準になりますが、人によってはもっと少し先のほう(フロッグには触れずに革巻きの上に 親指が乗る)を持つのを好む場合もあります。

薬指は中指の隣(すきまはあまりあけない) に置きます。ここで弓を垂直に持ったまま弓を落とさないようにそっと左手を離した とき、右手の3本の指で無理なくほとんど力をいれずに弓を垂直に持っていられれば 合格です。弓がどちらかに傾いてしまう場合、親指と中指の位置関係が狂っています (輪が崩れている?)。また3本では弓が落っこちてしまう場合は親指、ゆるく 曲がった中指・薬指の第一関節付近で弓に接しているかをチェックしてください。 それと親指が軽く曲がっているか、も。

次に小指ですが、軽く曲げた状態で指先を弓の棹に立てます。薬指との間隔は あまりあけないようにし、また決して伸びきって反り返ったりしてはいけません。

残る人差し指は、中指との間を指一本分くらいあけて第一、第二関節の間で弓に軽く 巻くようにして置きます。無理に指を巻き付けようとする必要はありません。 このとき指全体が自然と人差し指側に傾きます。

一通り弓を持ち方が終わりましたが、ここで重要なのは弓をやわらかく持つ ということです。最初のうちは弓が思うようにコントロールできないので つい力をいれてしまいがちですが、弓を持つ右手指の力は必要最小限にして、やわら かく弓を保持します。力が入ってしまうと親指が反り返ったり、小指が伸びきって 反り返ったりしがちなのですぐわかります。弓をやわらかく持っているかのチェック ポイントは手のひらの親指付け根側の筋肉が硬直していないかを確認してください。 ちなみに右手の指に力が入っていると、弓が弦の上に乗っているときの微妙な感覚を 感じ取れない、繊細な弓のコントロールができない、右手指をやわらかく動かすこと で滑らかなボウイングを行うための指弓(後述)がまったく行えない、などという 弊害が出ます。また右手の乱れを指がクッションとなって弓に伝えないようにしてい るので、弓の安定感にも影響します。

以上で一通り弓の持ち方が終わりましたが、文章だけではわかりにくいと 思います。弓を持った写真を載せておきます。

次に構え方です。まず中弓でA線に乗せてみます。このときチェックするポイント は、ひじと手首が同じ高さになっているか(ひじから先が地面と平行)、さらに 手首がまっすぐになっているか、の2点です。ひじから先が地面と平行、というのは 中弓である限りは弦が変わっても同じです。G線でもE線でもひじと手首が同じ 高さでなくてはいけません。ただし手首から先はG線で低め(手首が高め)、E線で 高め(手首が低め)なります。

再びA線の中弓に戻ります。今度は先弓や元弓の場合ですが、中弓では手の甲 が地面と平行になっていますね。この平行を保つようにするのがポイントです。 つまり、先弓であれば手首を低く、元弓であれば手首を高くして手の甲の平行を 保つようにします。

<2007年加筆>弓の持ち方について少し補足します。まず弓に触れる中指および薬指の部位 ですが、指の腹〜第1関節の間になります。指の腹寄りになると指の自由度が増し、 関節に近いと弓を持つ力が少なくて済むというメリットがあります。なお指先に近いところで 持ってしまうと、弓を持つ力が必要となり、またフォルテを弾くときに耐えられずに力が入りやすくなります。

指の間隔ですが、人差し指と中指は指一本分が基準、中指と薬指はすぐ隣〜指半本分が基準、 薬指と小指は指半本〜一本分くらいを基準とし、あとは手の大きさや好みによって自分に合った位置に アレンジします。

また上の写真は実際に音を出していない、音を出す前の構えです。実際に音を出すときは圧力がかかりますし、 若干ですが持ち方もアグレッシブになります。次項の「楽器の構え方」での写真もご覧下さい。

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