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3-6. 左手編〜上行音階で指の置く時2

指の高さの次は、指を下ろす速度と力の入れ具合についてのポイントを説明しましょう。実は前項の指の高さが 正しい位置にあるとこれらそれほど意識する必要はないのですが、前項を補足する意味でも書きたいと思います。

まずは指を下ろす速度から。音と音の間に休符があったりして、指を置く時間的な余裕がある場合は それほど問題にならないのですが、スラーがついた音などでは指を下ろす速度で音の粒立ちがまるっきり変わって しまいます。初心者などで浮いている指が低い場合など、指を下ろした時のインパクトのスピードが遅いために じわじわと弦を押さえる格好になり、音の変わり目があいまいになりがちです。スラーのついた上行音階では 正しい指の高さからリズミカルに指で弦をたたくように下ろすのがポイントです。逆に指が高すぎた場合は指のインパクトの スピードはさらに上がりますが、音にはほとんど現れてきません。それよりも動きが大きくなってしまって、 なめらかなリズミカルな運指を妨げる原因にもなります。弦をたたく音が大きいことを自慢してもしょうがないのです。

また指に入れる力ですが、適度な力というのが重要です。弱すぎると弦をしっかり押さえることが できないので音が不明瞭になります。強すぎると音はしっかり出るものの力のわりにはそれほど効果はなく、 かえって無駄な労力を使って指の動きを重くしてしまい速い動きに追従できなくなります。またヴィヴラート の妨げにもなります。指の力の弱すぎる人はたいてい指の高さが低く、下ろす速度も遅い傾向があり、逆に 力の入れすぎている人は指の高さが高くなりすぎていることが多いです。

理想的なフィンガリングのコツは、浮いている指を適度な高さ(1cmくらい)に保つこと、指を下ろす時は 弦をリズミカルにトントンとたたくようにして置きます。力の入れ具合は強すぎず弱すぎず、指が弦をたたく音が 軽く聞こえるくらいが良いでしょう。

なお、極端に速いパッセージを弾く場合はこの限りではありません。速いパッセージの場合、指を理想の高さから 下ろす時間的余裕も、理想的な力で押さえる余裕もありません。こういうフレーズをゆっくり練習する時、たいていの 人はゆっくり正確にということで、テンポはゆっくりでも指にしっかりと力をいれて鋭い運指で練習しています (中にはヴィヴラートをかけている人さえいます!)。 しかしこれでは実際に速く弾いている時と全く異なる状態の練習になってしまい効果があまりありません。 ゆっくり練習するときは(譜読みの時は別です)速く弾いている時と同じ動作をゆっくり行う必要があります。 指の高さは低め、弦を押さえる力も弱め、弦をたたく速度もポジション移動(後述)も全てゆっくり行うのです。 太極拳のイメージでしょうか。もっともあそこまでゆっくりにする必要はありませんが。

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