このコーナーではヴァイオリンの弾き方講座ということで基本的なヴァイオリンを弾く上 での注意点などを右手と左手に分けて書いていきたいと思います。ヴァイオリン 教育というのは未だにしっかりと確立されておらず、教える先生側の経験に頼ら ざるを得ないのが現状です。結果として習う先生によって違うことを教わったり、 逆に生徒の問題点を先生が見抜いてアドバイスすることができなかったために生 徒に悪いクセがついてしまったりなどということがよくあります。
ここではそうした「悩める」ヴァイオリン学習者のために、またヴァイオリンをはじめて 間もない方に、何かのヒントとなればこれ以上のことはありません。 中上級者の方でもわかっていることを再認識したり、 ご自身とは異なるメソッドや考え方の情報収集するのにも活用していただければ幸いです。
内容は基礎に偏っておりますが、全ての演奏技術は基礎から生み出されるものです。 「音を出す」という単純な作業においてもその基礎のレベルによって生み出される音は天と地ほどの差があります。 基礎を学ぶということは、美しい音、華麗なテクニック、人の心をとらえる音楽表現などを より高いレベルで実現するためのベース作りを行う、ともいうことも出来ます。
楽器の構え方、弓の持ち方からはじまり、ボウイングやフィンガリング、ヴィブラートなどについて 項を分けて触れておりますので、チェックしたい項目から順に 見ていくことをお勧めします。また内容についてですが、私自身も新たに学習したり間違いに気づいたりという こともあるのでその都度修正しています。
また私はヴァイオリンの指導をしています。このページを見てレッスンを受けてみたい と思った方は、ヴァイオリン教室案内のコーナーもご覧ください。